mltermの色設定
前景色と背景色の設定を保存するファイル
端末エミュレータのmltermでの前景色・背景色はGUI設定ツール(Ctrl+マウス右クリックで起動)でも設定できるが、選べる色は少なく、色々なパターンを試してみるのにも向いていない。設定ファイルは[ホームディレクトリ]/.mlterm/mainで、GUIで設定した場合もここに書き込まれる。
ファイル名: ~/.mlterm/main
fg_color=#d3d3d3 bg_color=#394939 sb_fg_color=#c6ccc0 sb_bg_color=#b6c0b0
「sb_」の付いているのはスクロールバーの色。
色を試行錯誤して決めるのにはGNOME端末が便利
色の組み合わせを色々と試してみたいときには、GNOME端末を使って、プロファイル編集の中の色設定で、- システムテーマを使用しない
- 組み込みスキームは「その他」
として、その下の前景色・背景色のボタンを押して色を選択すると、細かな色設定ができる上、リアルタイムに端末ウィンドウに反映されるので、色を決めるのに役立つ。決まった色は「色の名称」に表示されるのでmltermの設定にコピペすればよい。
それとは別に、Web上には前景色と背景色の組み合わせを分析してくれるページもあるので、参考に。216色パレットを使用した色の選択もできるので、試行錯誤するのにもある程度使える(分析もできて一石二鳥)。ただ、注意書きには目を通しておいたほうがよい。
なお、後述する「色のコードごとの微調整」においても、GNOME端末のプロファイル編集ダイアログの中の「色」の中にある「パレット」において、組み込みスキームを「その他」にすることで、16ある色の全てを変更・リアルタイムに反映でき、色のコードも簡単にコピペできるので、役に立つ。
色のコードごとの微調整
mltermでは、[ホームディレクトリ]/.mlterm/colorに色設定を記述することで、出力される色コード(参考ページ・ISO 6429 カラーシーケンスの項目を参照)に対応する、画面への表示色を個別に設定できる。デフォルトの色では彩度が高めのものも多く、見づらいことがある。また、色によっては端末の背景色と近く、視認性が低いこともあるので、そういったケースにも対応できる。(2007/6/10)blackが黒い色になるように修正
(2007/6/11)cyanの色がおかしかったので修正。カラーテスト画像を追加
(2007/6/12)black,blueを微調整
(2007/6/13)カラーテスト画像を更新
(2015/1/12)manページのリンク先を修正
ファイル名: ~/.mlterm/color
black=#333333 red=#cc9999 green=#99e699 yellow=#cccc66 blue=#9999e6 magenta=#e666e6 cyan=#99cce6 white=#e6e6e6 hl_black=#444444 hl_red=#e68686 hl_green=#66e666 hl_yellow=#e6e666 hl_blue=#b6b6e6 hl_magenta=#e686e6 hl_cyan=#66e6e6 hl_white=#e6e6e6
色の見やすさ・好みは人それぞれなので、この値が合わなければ色々と試行錯誤して試せばよい。(実は自分でもまだ調整中だったりする)
(2009/1/21)以下の設定はGNOME端末の「Tango」の色スキームを再現するものとなる(個別に色コードをコピペしたもの)。
black=#2e3436 red=#cc0000 green=#4e9a06 yellow=#c4a000 blue=#3465a4 magenta=#75507b cyan=#06989a white=#d3d7cf hl_black=#555753 hl_red=#ef2929 hl_green=#8ae234 hl_yellow=#fce94f hl_blue=#729fcf hl_magenta=#ad7fa8 hl_cyan=#34e2e2 hl_white=#eeeeec