colordiffで、diffコマンドの出力に色を付ける
diffコマンドを実行して、端末上で結果を見たい場合、色が付いていると分かりやすい。colordiffというラッパーを使用することで、これを実現できる。
Gentoo LinuxでもDebian,Ubuntuでも「colordiff」というパッケージになっているので、インストールは簡単。
使用方法
diffコマンドと同様に(オプションも含めて)そのまま使える。エイリアスとして、シェルの初期化ファイル(${HOME}/.bashrcなど)に
alias diff=colordiff
と設定してもOK。
あるいは、既にファイルに出力された*.diff/*.patchファイルを
$ cat test.diff | colordiff | less
設定
${HOME}/.colordiffrcというファイルで、主に色の設定ができる。/etc/colordiffrcをコピーして編集するとよい。
banner=no
出力の先頭にバージョン情報を付けないようにできる。手元のGentoo Linuxのパッケージではデフォルトで「付けない」ようになっている。
color_patches=yes
と書くと、
$ diff -u sample.txt.orig sample.txt > sample.diff
のようにしてファイルにリダイレクトされた際、色を変えるエスケープシーケンスを含めることができる(デフォルトでは含めないようになっている)。実用性については怪しい。
以下、デフォルトの色が好みに合わなかったので修正した、という程度の設定。
ファイル名: ~/.colordiffrc
banner=no color_patches=no plain=off newtext=green oldtext=cyan diffstuff=yellow cvsstuff=white
この配色がよいとは必ずしも言えないので、好みで設定するか、気にならなければデフォルトでもよい。
(2008/10/8)「color_patches」の設定項目名を修正
使用したバージョン:
- colordiff 1.0.6-r1