試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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Tau ProducerをWineで使用する

TTAエンコード/デコードに用いるWindows向けGUIアプリケーションTau ProducerWineで動かしてみた。

インストーラが消える?

インストーラwintta-setup.exeを実行し、ウィザードを進めていくと、進行状況表示になる前(「Install」ボタンを押したとき)に消えてしまうことがある。ところが、端末から実行していると、インストーラは動作中であることが分かる。
消えた場合は

$ wineserver -k

インストーラは止まるが、ファイルのコピー(インストール)自体は正常に完了していて、${WINEPREFIX}/dosdevices/c:/Program Files/True Audio/Tau Producer/以下にファイルが存在している。
この現象は起こらないこともあり、そのときはウィザードの最後のページまで進む。

起動

ウィザード内で「Start Menu Shortcuts」をチェックするとメニュー項目が作成されて起動できるが、コマンドでは

(標準のWine環境にインストールした場合)
$ wine "C:\Program Files\True Audio\Tau Producer\WinTTA.exe"
(標準でないWine環境にインストールした場合)
$ WINEPREFIX=[Wine環境] wine "C:\Program Files\True Audio\Tau Producer\WinTTA.exe"

のようにして起動できる。

動作

左のボタンかメニューからファイルを開いてエンコード/デコードを行うことができるのを確認した。
GNU/Linux上のGUIファイルマネージャからのドラッグ・アンド・ドロップは受け付けない

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使用したバージョン:

  • Wine 1.1.28
  • Tau Producer 1.1-20040920