試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Mandriva Linux 2010.1上の幾つかのメモ(ページ1/3)

  1. Google Chromeが要求するライブラリ
  2. easystroke
  3. KDE4上のlibnotifyの通知

Google Chromeが要求するライブラリ

Google Chromeが実行時に要求する共有オブジェクトファイル(*.so.*)について、一部のファイルが/usr/lib(64)/ではなく/lib(64)/にあるため、シンボリックリンクを作成する際には注意する。
また、libbz2.so.1.0に対するシンボリックリンクも必要。
下はx86_64版での作業例。

$ cd /lib64/
[/lib64]$ for name in plds4 plc4 nspr4; do sudo ln -s lib${name}.so{,.0d}; done
[/lib64]$ for name in nss3 nssutil3 smime3; do sudo ln -s lib${name}.so{,.1d}; done; unset name
[/lib64]$ cd /usr/lib64/
[/usr/lib64]$ sudo ln -s libbz2.so.1.0{.0,}

これでMandriva Linux 2010.1上でGoogle Chromeが動作するようになった。元々必要なライブラリ自体は2010.0のときと同様、全て揃っている。
なお、Chromiumは2010.1からディストリのパッケージでも提供されるようになったため、簡単に入れたいのであればそちらを入れる手もある。

easystroke

GNU/Linuxのデスクトップ上でマウスジェスチャにより様々な操作を行うeasystrokeという便利なツールが2010.1から追加されており、これを用いることで、Google ChromeChromium上の任意のページにおいて(拡張を用いずに)マウスジェスチャを行うことができる。拡張を用いた場合はジェスチャのできないページがあるが、この方法ではそういったことはない。
とりあえずはこれを自動起動に追加しつつ、汎用的なものとして

  • 左:Alt+(戻る)
  • 右:Alt+(進む)
  • 上:Home(先頭)
  • 下:End(末尾)
  • 下右:Ctrl+W(閉じる)
  • 上下:Ctrl+R(再読み込み)

といったもの(「[ジェスチャ内容]:[割り当てるキー入力]([アプリケーション内の操作])」形式・ジェスチャ内容は好みで変更)を設定ダイアログの「アクション 」タブ内「アプリケーション - デフォルト」に設定して各種Webブラウザやファイルマネージャなどで上記のような共通した操作をマウスジェスチャで行えるようにしつつ、Firefoxだけは例外としてFireGestures拡張で「右のタブを全て閉じる」のような特殊な操作ができるようにしたいので「アプリケーションを追加」からFirefoxのウィンドウを選択して新しく追加された項目「Navigator」上のジェスチャを個別に消していけばFirefoxだけはeasystrokeの共通(「デフォルト」項目)のジェスチャが無効になり、FireGesturesが使われるようになる。

KDE4上のlibnotifyの通知

libnotifyの通知は、これまでのKDE4上では見た目がKDE4の通知と異なって浮いてしまっていたが、2010.1上ではKDE4の通知ポップアップによって表示されるようになっている。この見た目はデスクトップ上のPlasmoid(Plasmaアプレット)群と同様、KDE システム設定(systemsettings)の「一般 - 外観」内の「スタイル - ワークスペース」で変更される。

参考URL:

  • kawaji.wordpress.com/easystroke-howto/ - easystrokeの参考

使用したバージョン:

  • Google Chrome 5.0.375.99
  • easystroke 0.5.3
  • kdebase4-runtime 4.4.3
  • kdebase4-workspace 4.4.3