試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

基本

Pythonの例外とその処理に関する覚え書き(ユーザ定義の例外など)

「Pythonの例外とその処理に関する覚え書き(概要、書式、後始末処理)」に続いて、例外に関して幾つかのことをまとめておく。 (2014/11/13)リンク先を修正し、サンプルコードの内容もPython 3に対応し、本文の記述も一部書き直している。 else節 例外を起こす…

Pythonの例外とその処理に関する覚え書き(概要、書式、後始末処理)

以前Pythonの基本的なことをまとめたとき、例外については参考URLのリンクを貼り付けただけだったので、この機会にまとめてみた。 (2014/11/12)リンク先を修正し、サンプルコードの内容もPython 3対応のものを追加し、本文の記述も一部書き直している。 例外…

Pythonのimport文について

(2014/12/30)リンク先を修正し、サンプルコードの内容もPython 3に対応した。また、幾つかの内容を追加している。 import文とモジュール/パッケージ 探索パス import文のバリエーション 基本的な形 モジュール名をたどらないで使用する 別名で使用 Pythonの…

Pythonのファイルオブジェクトの行ごとの処理についての書き方を改善

これまで f = open ([ファイルの場所], "r") while True: line = f.readline () if not line: break [以下行ごとの処理] f.close () のように記述していたが、(今さらではあるかもしれないが)ファイルオブジェクトのreadline()を使用する代わりにfor文で f =…

grepコマンドの覚え書き

grepは文字列の検索を行い、ファイルもしくは標準入力からパターンに当てはまる行のみを標準出力に書き出すコマンドで、一致箇所があるかどうかも確認できる。 基本的な使い方 戻り値について パターンの指定について 一致したファイル名の表示 一致部分の表…

JACK Audio Connection Kitの概要

JACK Audio Connection Kit(JACK)はサウンドデーモン(サーバ)の1つで、対応したアプリケーション間でPCM音声*1を渡すことができる。 具体的には、あるソフトウェアから出る音声に別のソフト(複数可)でエフェクトを通すことや、複数のアプリケーションからの…

iMacrosの変数の操作と、フォームへの出力のテスト

変数の指定と組み込み変数 以下の3つの組み込み変数が自由に使用できる。 !VAR1 !VAR2 !VAR3 変数名の値に「!」を付けて使用する。 代入 SETコマンドを使用する。 SET [変数] [値] 参照 {{!VAR1}}のように、変数名を二重の中かっこ(「{{」と「}}」)で囲む形…

DocBook文書について

ここでは、DocBook文書の概要などの抽象的な話と、文書例のみを扱い、変換ツールやその作業などについては触れない。 概要と特徴 色々なところに概要は載っている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/DocBook http://www-06.ibm.com/jp/developerworks/linux/01…

ファイルのハッシュを計算する

何かのファイル(情報のひとかたまり)に対して、それが元のファイル*1と少しでも違ったものになっていないかを確認するのに、「決まった長さの文字列」という形をした、データにおける指紋のようなもの(ハッシュ)を使用することがある。得られたハッシュ文字…

tar,gzip,bzip2について

tarコマンドとtarボール tarコマンドは、tarボールという形式の1つのファイルに複数のファイルやディレクトリをまとめ、タイムスタンプ、アクセス権、所有者の情報も格納するが、データの圧縮は行わない。*1 まとめたtarボールは、別途圧縮を行うことで、他…

gettextによるメッセージ国際化(NLS: Native Language Support)の概要

多くのコマンド/アプリケーションにおいて、表示されるメッセージが日本語になっているのだが、これは、メッセージを国際化する仕組み(gettext)を使用して、英語で書かれた「元」のメッセージに対応した、それぞれの言語のメッセージを表示させることで実現…

環境変数PATHについて

$ export PATH=:を実行した後、何かコマンドを入力してみると、エラーになる。*1 $ ls bash: ls: command not foundしかし、その状態で、コマンドの実行ファイルの場所を/からたどって書く(絶対パス/フルパス)か、現在の階層からの相対的な場所(相対パス)を…

GNU nanoについて

GNU nanoは、端末から起動するCLI*1のテキストエディタで、操作方法が常に表示されている*2ため、初心者にも優しく、使い方を覚えるのも楽。また、起動・動作が軽いため、他のエディタに慣れていても、設定ファイルを少しだけいじるような場合などに役立つ。…

lsコマンドの使える?GNUオプション

「lsコマンドについて」にある通り使用頻度の低いlsだが、入門書などでは、隠しファイル(ファイル名が「.」で始まるファイル)や隠しディレクトリを含めた表示をするのに-aを付ける、と書かれている。これを実行すると、確かに隠しファイル・ディレクトリを含…

gzcat?zcat?

gzip圧縮されたファイルを展開して標準出力へ出すコマンドはずっとgzcatだと思っていた、というか、実際使えていた。 ところが最近(といっても普段あまり使わないコマンドなので結構前かもしれないが)、Tab補完もできないし、シェルには「command not found…