試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

マルチメディア

STed2が「Cannot open display. Aborting.」となって起動できない件についてとその対処

エラーメッセージ $ sted2 MIDI Music Composer STed 2.07m + 20021104 Copyright 1990-97 TURBO Cannot open display. Aborting.手元のGentoo Linuxで試したところ、このエラーで起動できず、環境変数DISPLAYを未定義にすることでncurses版を起動することは…

STed2(数値入力方式MIDIシーケンサ)のビルド・インストールメモ

概要 STed2(http://sted2.sourceforge.net/)はMIDIシーケンサの1つで、数値を入力していくST/GT方式*1により、慣れれば非常に効率よくデータを入力できる(操作も完全にキーボードだけで行える)。レコンポーザというソフトウェアのクローンとしても知られてい…

音飛びに強く、音声放送などの録音にも役立つ録音ツール

JACK Timemachine(以下「Timemachine」・http://plugin.org.uk/timemachine/)は、録音ボタンを押した10秒前の部分からファイルに書き出す簡易レコーダ。JACK Audio Connection Kitを使用する。バージョン0.3.1からLASHにも対応している。 関連記事: LADSPAに…

ALSA Patch BayのLADCCA対応をLASH対応にする実験

LADCCAに対応しているが、LASHになってから対応されず放置されている例として、ALSA Patch Bay(http://pkl.net/~node/software/alsa-patch-bay/)がある。ALSA MIDIポートとJACK Audio Connection Kitのポートを接続するためのGUIツールで、機能や使い勝手はQ…

LASH Audio Session Handler(旧LADCCA)について

デスクトップ環境のログアウト時に「セッションを保存する」と、次回ログイン時に自動的にアプリケーションを起動し、可能な限り、アプリケーション内の状態も復元する。 JACKアプリケーションにおいてこのような「セッション管理」を実現するのがLASH Audio…

gtk-recordMyDesktopとqt-recordMyDesktopのJACKポートの一覧に余分な「入力」ポートが表示される件についてと、その対処

gtk-recordMyDesktopとqt-recordMyDesktopは、どちらもバージョン0.3.7の時点では、JACK Audio Connection Kitでオーディオの録音をする際のポート一覧に出力ポートだけでなく、(選択してもエラーになるだけの)「入力」ポートも表示されてしまっている。これ…

recordMyDesktopでX Window System上の操作を動画に記録する

X Window Systemの画面上の操作を記録するスクリーンキャストツールはいくつか存在するが、現時点で最も使い物になりそうなのがrecordMyDesktop(http://recordmydesktop.sourceforge.net/)というソフトウェア。3Dデスクトップの録画もでき、音声の録音もでき…

JACK Audio Connection Kitを使用した録音について

JACKを使用することで、PCM音声の録音が行える。JACK対応アプリケーションはもちろん、非対応アプリケーションでもALSAのプラグインにより使用できることもあり、録音を行うのに最も有効な方法。 関連記事: ALSA PCMデバイスとしてJACK Audio Connection Kit…

ALSA上の録音に関する覚え書きとAudacity

ライン入力やマイクなどの外部入力の録音は、ALSA標準の録音機能で行える。JACK Audio Connection Kitを使用することでJACK対応アプリケーションから録音することもできるが、JACKを使用する方法は別の記事にて扱う。 ミキサー設定 録音に関するミキサー設定…

JACK Audio Connection Kitの概要

JACK Audio Connection Kit(JACK)はサウンドデーモン(サーバ)の1つで、対応したアプリケーション間でPCM音声*1を渡すことができる。 具体的には、あるソフトウェアから出る音声に別のソフト(複数可)でエフェクトを通すことや、複数のアプリケーションからの…

Wine上のfoobar2000で日本語ファイル名のオーディオファイルを含むZipファイルを開いたときの不具合とその対処法

UTF-8ロケールのGNU/Linux上で日本語ファイル名を含む複数のオーディオファイルをZipファイルにまとめてWine上のfoobar2000で開くと、一部のファイルが再生されない現象が起こる。開くときにエラーダイアログが出ることもある。 読み込んでいるときには、上…

Wineでfoobar2000を使用する覚え書き

拡張性が高く、Windowsにおけるオーディオプレーヤーの定番となっているfoobar2000をWine上で使用する上での覚え書き。 (2008/7/12)この情報はWineとfoobar2000両方のバージョンが古いため、「Wine上のfoobar2000の覚え書き(2008/7/12現在)」を参照。 インス…

NVIDIA製GPUでMPEG1/2ビデオの再生を軽くする(MPlayer)

mplayer-1.0_rc1_p20070824から、VIDEO_CARDSに「nvidia」が指定できるようになり、「xv」「xvmc」のUSEフラグとともに指定する*1ことで、XvMC(X-Video Motion Compensation)により、GPUをMPEG-1もしくはMPEG-2のビデオのデコードに使用できるようになり、MP…

読み取るだけのファイルやディレクトリを圧縮しつつ、無圧縮時と同様に扱う(概要と準備)

複数のファイルやディレクトリを圧縮すると、その中にあるデータにアクセスするためには、一度それをどこかに展開する必要のある場合が多い*1。 もし、圧縮したいデータが読み取りしかしていないものであれば、読み取り専用の圧縮ファイルシステムにデータを…

ThunarのアクションでFLACファイルのタグ情報と内蔵Cuesheetをインポート/エクスポートなど

metaflacコマンドの --import-tags-from=file --export-tags-to=file --import-cuesheet-from=file --export-cuesheet-to=file オプションを使用して、読み込んでの表示と、ファイルへの書き出し/ファイルからの読み込みをThunarファイルマネージャのコンテ…

mozpluggerプラグインを使ってMozilla系ブラウザで色々な形式のファイルを開く

mozpluggerは、FirefoxなどのMozilla系ブラウザで、動画や音声、その他様々なファイル*1を開くプラグイン。Pluggerという同様のプラグインから派生したものらしい。更新も2007年に入ってからも行われている上、 [引用]http://mozplugger.mozdev.org/ のダウ…

GStreamerのALSA出力におけるPCMデバイス名を指定する

[ホームディレクトリ]/.asoundrcで定義した「pcm.[名前]」というPCMデバイスをGStreamerのALSA出力プラグイン(エレメント名「alsasink」)で使用するためには、alsasinkエレメントへの引数(プロパティ)として「device=[デバイス名]」を指定する必要がある。こ…

x86_64上でのみ起きていた、TTAのGStreamerプラグインのノイズ問題に対処

GStreamerのプラグインにおいても、ttaencと同様の置換を行うことで、砂嵐状態だった再生だったのを、正常に再生できるようにできた。→「x86_64なGNU/LinuxにおけるTTA(The True Audio)対応の現状」 以下、ディストリのパッケージとして修正済みのプラグイン…

LADSPAについて

Linux Audio Developer's Simple Plugin API (LADSPA)は、既存の音声データに対して様々なフィルタをかけたり、音声を生成したりといったことを行うプラグインのAPI。これに基づいて作成されたプラグインを用いると、LADSPAに対応したアプリケーション全てで…