試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

2009-01-01から1年間の記事一覧

Mandriva Linux 2010.0のrecordMyDesktopが保存する動画が重い件と回避方法

Mandriva Linux 2010.0上のrecordMyDesktopでキャプチャした動画をMPlayerで再生すると、映像の再生が非常に遅く、2秒に1コマぐらいで切り替わる感じで、時間表示(OSD)も毎秒更新はされずに飛んでしまっている。以前2009.0を使用していたときにはこのような…

OpenAL Softの新しい設定ファイルとその書式について

Mandriva Linux 2010.0でOpenALライブラリのバージョンが上がり、Tao Frameworkのほうもこれに合わせた修正を「自前で作成もしくは修正した幾つかのMandriva Linux向けRPMパッケージを更新2」で行ったのだが、openBVE上でサウンド出力がうまく指定されていな…

自前で作成もしくは修正した幾つかのMandriva Linux向けRPMパッケージを更新2

「自前で作成もしくは修正した幾つかのMandriva Linux向けRPMパッケージを更新1」に続いて幾つかのパッケージをビルドし、パッケージを別館の配布ページに公開した。 (2014/10/9)配布ページは削除済み。 更新したパッケージ 再ビルドしたパッケージ 更新した…

自前で作成もしくは修正した幾つかのMandriva Linux向けRPMパッケージを更新1

2010.0のリリースに伴い、以前作成した幾つかのRPMパッケージを更新した。Mandriva公式パッケージに変更があったものに合わせて再ビルドしたパッケージもあるが、変更のないものや(Mandrivaによるパッケージのない)自作パッケージでも、GCCなどのバージョン…

GNU/Linux上のサウンドシステムについて(後半)

「GNU/Linux上のサウンドシステムについて(前半)」の続き。 サウンドデーモン(実際) 以下の各サウンドデーモンにはデーモン本体の他にライブラリが存在し、対応アプリケーションからそのサウンドシステム(デーモン)にアクセスする方法を提供する。 PulseAudio…

GNU/Linux上のサウンドシステムについて(前半)

GNU/Linux上の音声出力に関する仕組みは複雑に見えてしまうが、それほど難しいわけではない。 低レベルサウンドシステム ALSAやOSSといったサウンドシステムは音声の出力をするデバイスと最も密接な関係があり、アプリケーションから受け取ったデータをサウ…

Mandriva Linux 2010.0上の一部パッケージに関する覚え書き

Adobe Reader Flash VirtualBox(本家バイナリ版) VMware Player Adobe Reader以前のバージョンのMandriva Linuxと同様 get.adobe.com/jp/reader/ から「Linux - x86 (.rpm)」を選択してダウンロードした.rpmファイルを直接開いてインストールするか、ファイ…

Mandriva Linux 2010.0上の幾つかのメモ2

GNOME上でCPU使用率が100%? パスワードの有効期限に関する警告 突然のフリーズ現象は発生せず 休止状態 GNOME上でCPU使用率が100%?GNOME上でのみ何故かCPU使用率がずっと100%になる現象が発生し、topコマンドを実行したところ、使用率が上位のプロセスは数%…

Mandriva Linux 2010.0上の幾つかのメモ1

サウンド設定に関して Squashfs3ファイルをSquashfs4形式へ PulseAudioが動かない? サウンド設定に関してMandriva Linux 2010.0上のMandriva Linux コントロールセンターのサウンド設定で「PulseAudio を有効にする」にチェックされているときにALSAサウンド…

ハードディスク上のインストールDVDイメージを用いてMandriva Linuxをインストールする上でのメモ

ハードディスク上に既にブートローダGRUBがインストールされている場合、インストールDVDから起動する代わりに小さなインストール用の環境を起動して、事前にハードディスク上に配置したMandriva LinuxのインストールDVDイメージ(.isoファイル)を読み込ませ…

libnotifyをVala言語で使用する(例)

「libnotifyをVala言語で使用する(メモ)」の内容を踏まえて作成したlibnotifyの使用例を貼り付ける。 GTK+も用いているため、コンパイルをするにはGTK+ 2とlibnotifyの両方の(C言語の)開発パッケージが別途必要。 [任意]ファイル名: libnotifytest.vala usin…

libnotifyをVala言語で使用する(メモ)

ここではVala言語でlibnotifyを使う上でのメモを扱い、コード例は別記事に貼り付ける。 初期化 main()の最初など、プログラム内の初期段階において、GTK+の初期化と同様にNotify.init()によるlibnotifyの初期化処理が必須(引数にはアプリケーション名を指定)…

端末シェル操作の基本的な流れについて(後半)

「端末シェル操作の基本的な流れについて(前半)」の続き。 シェルから抜ける ログアウト時におけるサスペンド/バックグラウンド状態のジョブの挙動について 履歴について シェルから抜けるシェルから抜けるには、プロンプトが出ていてかつ入力文字列のないと…

端末シェル操作の基本的な流れについて(前半)

端末上のシェルにおける操作の最も基本的な部分についてまだ扱っていなかったので、ここにまとめておく。 ログイン直後 コマンドの入力 コマンド行入力時の操作 コマンドの書式 コマンドの実行 ログイン直後X Window System上の端末エミュレータを開くか素の…

Wine上でMIDIマッパー設定が行えるGUIツールについて(後半跡地)

(2016/1/15)本記事は「WineにおけるMIDIデバイスの扱い」へ移動した。

Wine上でMIDIマッパー設定が行えるGUIツールについて(前半跡地)

(2016/1/15)本記事は「WineにおけるMIDIデバイスの扱い」へ移動した。

Q4Wine動作時にのみTiMidity++(alsaseqインターフェース)を動かす

以前「TiMidity++をWineのMIDIデバイスとして使用する」で扱っている通り、WineではALSAサウンドシステム上のMIDIデバイスが利用でき、ALSAのハードウェアMIDIデバイスがない場合でもTiMidity++のalsaseqインターフェース(-iAオプション)を用いることで、ALS…

リダイレクトとパイプのパターン集(後半)

「リダイレクトとパイプのパターン集(前半)」の続き。 標準エラー出力のデータをファイルに書き出す 標準エラー出力はそのファイル記述子値(2)を用いて $ [コマンド...] 2> [ファイル]のように書き出す。標準出力と同時に同じファイルに書き出すには $ [コマ…

リダイレクトとパイプのパターン集(前半)

標準出力のデータをファイルから読み込む patchコマンドなど、ファイルを標準入力として受け付けるものは $ [コマンド...] < [ファイル]のようにして実行するが、このようなパターンではなく、入力ファイルの場所を引数で指定する形のコマンドで標準入力から…

Q4Wineについて(Wine環境を分ける例/foobar2000・2009/10/23現在)

ここでは、Q4Wineを用いてアプリケーション専用のWine環境を作成して使用する流れを扱う。 「Q4Wineについて(初期設定・2009/10/16現在)」の初期設定が完了していることが前提となる。 本記事では例としてfoobar2000を扱う。 Wine環境の作成 メインウィンド…

PythonからC言語の関数を呼び出す

バージョン2.5以上のPythonではctypesというモジュールを用いて任意のC言語ライブラリを読み込んでその中の関数を呼び出すことができる。 整数や文字列でないデータ(Pythonの変数)は型を指定する関数を呼んで渡す必要があるなど、扱う上での注意点は色々とあ…

rxvt-unicodeのデーモンモードについて

rxvt-unicodeのデーモンモードについて扱っていなかったので、ここで扱う。 mltermのデーモンモードと同様、端末エミュレータのデーモンを動かすことで同一のプロセスの中で複数の仮想端末を動かすもので、事前にデーモンを起動した後クライアントのコマンド…

Chromium系Webブラウザにおける検索エンジンの扱いについて

検索エンジンの検索ボックスとしてアドレスバーを使用可能 Chromium(とそれをもとにしたGoogle ChromeなどのWebブラウザ)には、URLの一部に検索語を含む形*1の検索エンジンを一度でも利用するとそのルールを内部に保持して、その後同じ検索ページのURL*2をア…

Q4Wineについて(ランチャアイコンとwinetricksについて・2009/10/20現在)

ランチャアイコンの作成 メインウィンドウの「Programs」タブでは各Wine環境とその中のフォルダ*1ごとに、「Programs」タブの右側のスペースにアプリケーション起動用のランチャアイコンを作成できる。 「Q4Wineについて(初期設定・2009/10/16現在)」で扱っ…

標準入出力についてとcatコマンドを用いたテスト

標準入出力の概要 catコマンドによる既定の標準入力と標準出力のテスト 標準入出力の概要コマンドが実行されると、1系統の入力「標準入力」と2系統の出力「標準出力」「標準エラー出力」が確保される。既定では標準入力はキーボードからの入力、標準出力と標…

Q4Wineについて(初期設定・2009/10/16現在)

「Q4Wineについて(概要とディストリのパッケージ・2009/10/15現在)」で扱ったQ4Wineの導入後行う 初回起動時のウィザード Wine環境の設定 環境内の各種設定を行うウィザード(Fake drive update wizard) についてを扱う。 初回起動時のウィザード 幾つかのパ…

Q4Wineについて(概要とディストリのパッケージ・2009/10/15現在)

WineのGUIとして開発されているQ4Wine(https://web.archive.org/web/20131204020055/http://q4wine.brezblock.org.ua/)というツールがある。 (2014/10/12)本家サイトが閉鎖されプロジェクトも止まっているため、別のツールを使うなどしたほうがいいかもしれ…

特定のプロファイルのFirefoxの動作中にcpufreqdのプロファイルを自動的に切り替える

cpufreqdのためにFirefoxの別プロファイルを異なるプロセス名で動かすことに 切り替えたいcpufreqdプロファイルについて シェルスクリプトがプロセス名にうまくマッチングしない? C言語のsystem()関数で実行すると... cpufreqdのためにFirefoxの別プロファイ…

bash,dash,zshにおける演算と外部コマンドの出力について

ここではbash,dash,zshのシェルにおいて演算結果と外部コマンドの出力の展開についてを扱う。どちらもその記述を行った部分について「展開」されるだけなので、それをそのまま(出力の全体もしくは一部として)表示してもシェル上の変数に代入してもよい。 演…

UNIXシグナルによるプロセス制御について

シグナルについて 操作例 プロセスの終了/強制終了 プロセスの一時停止(サスペンド) 一時停止しているプロセスの再開 関連:プログラム中におけるシグナルの処理とその対象外シグナル シグナルについて(UNIX系OSの用語としての)「シグナル」という通知をプロ…